Fishing Takeo

  ウ ツ ボ
【別 名】キダカ、キツネ、ナギッチョウ、ナマダ
【漢字名】
【英 名】MORAY EEL
 ■ 魚形 ・ 生態 ・ 漁場
体は黄褐色で、暗褐色の不規則な横縞がある。頭部の背面は眼の後方で盛り上がり、皮膚は
丈夫で厚く、鱗、胸
びれ、腹びれはない。沿岸の岩礁から潮だまりのような浅場まで生息し、タ
コ類や甲殻類、小魚などを捕食する。
顎の力が強く歯も鋭いので、かまれると危険である。本州中部以南、台湾、フィリピンに分布す
る。全長80cm。
身に臭みがあり、皮が硬く小骨が多いが、脂気があって特に腹身は意外にお
いしい。
和歌山県など南紀の漁家では、右の写真のように冬になるとウツボを背開きにして軒下につる
し、干物にする。
乾いたら、木づちでたたいて身をほぐし、焼いたものを細かくちぎって食べる。
 ■ 釣り
ねらって釣ることは少ないが、浅い岩礁帯でカサゴやメバルなどを釣っている時に、外道でよく
顔を見せる。あえて
ねらう場合は、置きザオにして、サオ先に明確なアタリが出るまで待つ。
空アワセをしたり探ったりすると、根掛かり
の原因になるので注意。餌は魚やタコの切り身など。
 ■ 料理