Fishing Takeo

  マイワシ
【別 名】イワシ、ナナツボシ、ヒラゴ
【漢字名】真鰯
【英 名】SPOTLINED SARDINE
 ■ 魚形 ・ 生態 ・ 漁場
体側には7個から十数個の黒斑が1列に並ぶ。腹部の正中線上には稜鱗があり、鰓蓋部には
明瞭なすじがある。眼に
は脂瞼が発達する。 沿岸を大群で回遊し、口を大きく開けて泳ぎな
がら、プランクトンを鰓耙でこしとって食べる。日本沿
岸では、形態や生態的特徴が異なるいく
つかのグループが知られている。産卵は一年中行われ、海域にもよるが初冬
から晩春にかけ
てが最も盛んである。成長のよい個体では、生後1年余りで成魚となり、普通3〜4年生きる。
日本、カム
チャッカ半島南部、朝鮮半島、黄海、東シナ海に分布する。全長25cm。
巻網や定置網などで、周年漁獲されるが、魚の大きさや漁場によって漁の盛期が異なる。
 ■ 釣り
夏から秋には、湾内や港内に回遊してくるので、市販のサビキ仕掛けで家族連れでも楽しめ
る。小アジ、小サバなども
回遊してくるが、イワシの泳層はかなり浅い。群れを集め、釣った後
でも散らさないために、寄せ餌が必要である。寄せ
餌はまいてもよいし、寄せ餌袋を仕掛けに
つけてもよい。最初の1尾がハリ掛かりすると、その振動がサビキに伝わっ
て誘いになるので、
サオを上げずに追い食いさせる。
 ■ 料理
身は柔らかくて鮮度が落ちやすいため、すぐに生臭くなるが、「鰯は七度洗えば鯛の味」といわ
れるようによく洗うこと
で臭みをとり除くことができる。洗った後は、水気をよくふきとることが重要。
古来、大衆魚の代表とされ、さまざまな調
理法が生み出された。旬は秋とされるが、「鰯にまず
いものなし」といわれるように、春から秋にかけての主漁期ならい
つでも、極端にやせたものでな
ければ、大きさにかかわらずおいしく食べられる。刺身、和え物、焼き物、煮物、つみれ、
マリネ、
干物など、多彩な料理法がある。

【 ハンバーグ 】

鱗、頭、わたをとり、よく水洗いしてから3枚におろす。腹骨、皮をとり、たたきにして長ネギ、ショ
ウガ、青ジソのみじん切
りと合わせる。塩、コショウで味を調え、小麦粉をまぶして焼く。