Fishing Takeo
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ア ラ | |
【別 名】イカケ、オキスズキ、ホタ 【漢字名】 【英 名】SAWEDGED PERCH |
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■ 魚形 ・ 生態 ・ 漁場 | |
幼魚は、体側に褐色の縦縞があり、背びれ軟条部と尾びれには暗色斑があるが、成長す るにつれて不明瞭になる。吻が長く、ややとがる。主鰓蓋骨の後端には3本のとげがあり、前 鰓蓋骨の後縁には鋸歯と1本の大きなとげがある。 水深100〜300mの深場の岩礁に生息し、主に底生性の無脊椎動物、イカ類、魚類を捕食 する。産卵期は夏。 本州中部以南、東シナ海、フィリピンに分布する。体長1m。 成魚は主に釣りで、若魚は底曳網で漁獲され、鮮魚として市場へ出荷されるが、特に成 魚はあまりとれないため、かなり高価である。 |
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■ 釣り |
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成魚は、フサカサゴやウスメバルなどの生息域とほぼ同じ海域が釣り場。底近くで釣れる ことが多いため、ウスメバルの胴突き仕掛けの下部に生き餌や魚身などをつけて釣ることも ある。 専門に釣る場合は、ハリ数の少ない胴突き仕掛けを用いる。オモリが着底したら糸フケを とり、ゆっくりと仕掛けを上下させる。アタリは明確に現れ、アワセをくれると成魚では強烈な 引きを見せる。釣れる型は海域によっても異なるが、5kgから10kg前後までで、大型が釣れ ることもあるから慎重なやりとりが必要になる。 |
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■ 料理 |
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身は白くて脂気があるが、味は淡白でしつこくない。4〜7kg程度のものがおいしく、 10kg以上になると身がぼそぼそしてくる。釣りたてよりも、2〜3日おいてからの方が、 味にこくが出る。刺身、塩焼き、鍋物、煮つけなどに向く。 【 潮汁 】 ぶつ切りにして湯通ししたあらを、煮立てた昆布だしの中に入れ、あくをすくいながら 【 アラしゃぶ 】 3枚におろしてさくどりしたアラの身を4〜5?の厚さに切る。鍋に昆布を入れて水から |
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