Fishing Takeo
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オニオコゼ | |
【別 名】オコジ、オコジョ、ヤマノカミ 【漢字名】鬼虎魚 【英 名】DEVIL STINGER |
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■ 魚形 ・ 生態 ・ 漁場 | |
体色や斑紋は、個体による変異が著しい。体の後方は側扁するが、頭部は縦扁し、皮弁が発 達している。背びれには16〜18本の棘条があり、その根元には強力な毒を蓄えた毒腺がある。 このとげに刺されると、呼吸困難やけいれんなどの症状を引き起こすこともあるので、注意を要 する。沿岸の岩礁から水深200mまでの砂泥底に生息して、体色を周囲に似せて潜み、近づい てくる魚や甲殻類などの小動物を素早く丸飲みにする。夏に浮遊性の卵を産む。本州中部以 南、東シナ海、南シナ海北部に分布する。全長25cm。 |
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■ 釣り |
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磯でアイナメやカサゴなどをねらっていると、外道で掛かることがある。扱う時は、背びれのとげ に十分注意すること。ハリを外さずに、ハリスを切ってしまう方が安全である。 |
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■ 料理 |
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身は白く、味は淡白で、弾力のある食感がフグに似ている。背びれに強い毒があるため、調理 の際には、刺されないように注意する。刺身、焼き物、蒸し物、椀種、揚げ物などに向く。 【 空揚げ 】 背びれをとってぶつ切りにし、塩、小麦粉をまぶして二度揚げにする。カボスを添えるとよい。 【 薄造り 】 背びれをとり、3枚におろしてそぎ切りにする。肝、皮、袋(胃腸)は湯引きをして添える。 |